Webアプリ「Solar Panel Tracker」 アプリの機能

Solar Panel Trackerのアプリの機能!ソーラーパネル周りの雑草モニター

発電所は、頻繁な現地巡回はコストがかかる一方で、放置すれば雑草による発電効率の低下が起こりえます。

「Solar Panel Tracker」は、衛星のデータを活用し、現地に行かなくてもパネル周辺の変化を見ることのできる次世代のモニタリングツールです。

導入によるメリット

💡 巡回コストの大幅削減とメンテナンスの最適化

定期的な現地視察を減らし、リモートで「本当に草刈りが必要なタイミング」の手がかりになる場合があります。維持管理費用の最適化と、売電効率低下の未然防止を同時に実現します。

※本ページに掲載されている衛星画像および解析サンプルデータは、機能説明を目的としたイメージです。特定の発電所の実際の観測結果を示すものではありません。
データ出典: Copernicus Sentinel / Copernicus Data Space Ecosystem / 国土地理院

主要機能と使い方

1. 直感的なマップ操作で監視エリアを正確に指定

国内の住所を検索すると、国土地理院の精細な航空写真が表示されます。 画面上でソーラーパネルの範囲をポリゴン(多角形)で囲むだけで、解析エリアの登録が完了。 指定したエリアの面積(ha)も自動計算されます。

【Point】 パネル部分だけをタイトに囲うことで、周囲の元々ある草に影響されない、高精度な変化検知が可能になります。

住所検索バー



[ マップ上でポリゴンを描画している画面キャプチャ]

※住所検索バーと、描画された黄色いポリゴンの様子がわかる画像

2. 過去1年間の「衛星写真タイムライン」

解析を実行すると、最新の画像に加えて、「2週間前・1ヶ月前・3ヶ月前・6ヶ月前・12ヶ月前」の時系列データを自動で抽出して並べて表示します。

過去との比較により、パネル周辺の環境変化を一目で確認。 さらに、雲量データや「白飛び」のアラートも自動判定し、データが雲に遮られていないかの信頼性も明示します。

[衛星写真タイムライン(6枚の画像が並んだ画面)キャプチャ]

※過去から現在までのパネル周辺の様子が比較できる画像

3. 雑草の侵入を見抜く「NDVIヒートマップ」

ただの泥汚れや影なのか、それとも成長を続ける雑草なのか? 人間の目には見えない光の反射(近赤外線)を分析し、生きた植物にのみ強く反応する「NDVI(正規化植生指数)ヒートマップ」を生成します。 光合成が活発な雑草ほど「濃い緑色」として浮き上がるため、敷地のどの方向から雑草が侵入してきているかピンポイントで特定できます。

[NDVIヒートマップ(6枚の画像が並んだ画面)キャプチャ]

※植物の反応が濃い緑色で示されているヒートマップ画像

グラフ数値の見方(最大NDVIの目安)

NDVI(正規化植生指数)の理論的な数値範囲は -1 から 1 です。数値を読み解く際の基準は以下の通りです。

  • 1に近い値(0.3 〜 0.8 以上) 最大NDVIとなるエリアで植物の葉が青々と茂っている可能性があります。
  • 0に近い値(-0.1 〜 0.1) 植物がほとんどない状態を示します。パネルのガラス面、コンクリート、砂利、岩場、枯れ草などが該当し、正常に管理されている場合はこの付近の数値を推移します。また、雲や強い光の反射(白飛び)が発生した場合も、光の反射率の差がなくなるため「0」付近になります。
  • -1に近い値(マイナス) 植物以外の水面(海や湖など)を観測していることを示します(水は近赤外線を吸収しやすいためマイナスになります)。

4. 異常をいち早く察知する「最大NDVIトレンドグラフ」

エリア全体の平均値ではなく、「最大NDVI」の変化をグラフ化します。 全体の平均値を追うと局所的な雑草の発生が正常なデータに薄められてしまいますが、最大値を追うことで異常値(雑草の侵入)をダイレクトに検知できます。 グラフの数値が急上昇した際は、ヒートマップでその場所を確認する、といった効率的なモニタリングが可能です。

[最大NDVIトレンドグラフのキャプチャ]

※折れ線グラフと、アラート(⚠️)が表示されている様子がわかる

5. 複数拠点の登録と解析履歴のサーバー管理

よく確認する発電所の位置情報はサーバーに保存(最大登録数は契約プランに依存)でき、いつでもワンクリックで最新データの再解析が実行可能です。 過去の解析履歴も自動保存され、重要なレポートは「ピン留め」で上書きから保護できます。 スマートフォンからの閲覧にも対応しており、現場での確認作業もスムーズです。

[サイドバーの登録発電所リスト・履歴リストのキャプチャ]

※登録件数はプランによって異なります。

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  • この記事を書いた人

颯 Sou@ITエンジニア

京都大学大学院の航空宇宙工学専攻の修士課程を卒業。10年サラリーマンを経験し資金をため独立。その後7年間ITビジネスを学ぶ。現在、衛星データ活用のスタートアップを開始。

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